太るのも痩せすぎなのも、消化器官の疲れが原因!消化器官を休ませる毒出しのやり方とおすすめのおすすめの食材10選!
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- 2024年12月9日
- 読了時間: 6分
更新日:2月18日
織田剛先生著の『4日で若返る「毒出し」のトリセツ』という本が話題になっていますね! 私も興味深く読ませていただきました。
漢方では、胃(脾)が弱ると気血水の全ての巡りが悪くなると考えられており、不調がある人には「胃(脾)から整える」ことが推奨されています。
胃(脾)が弱ると消化がうまくいかなくなり、代謝に必要な栄養素が吸収されないことで太りやすくなったり、栄養が吸収されずに排出されて痩せすぎたりすることも。
また、私たちの体には知らないうちに「毒」が溜まっています。これには農薬や食品添加物、空気中の汚れなどが含まれます。消化器官が健康であれば、これらは排出されますが、消化器官が疲れてしまっている状態では体に蓄積され、不調を引き起こします。
この記事では、漢方で言う「毒出し」の仕組みや「脾」の役割、そして簡単にできる毒出しのやり方をご紹介します。
1. はじめに
漢方では、胃(脾)が弱ると気血水の巡りが悪くなり、不調が生じると考えられています。胃(脾)が弱ることで、以下のような影響が出ることがあります:
栄養吸収がうまくいかず太りやすくなる
痩せすぎてしまう
消化機能が低下し「毒」が溜まる
この記事では、毒出しの重要性や「脾」の役割、さらに毒出しを助ける食べ物について具体的にお伝えします。
2. 毒出しの仕組み
毒って何?
漢方で言う「毒」とは、体に不要なものや有害なものを指します。たとえば:
食べ物の中の毒:食品添加物や農薬など
環境からの毒:空気中の汚れや水中の有害物質
ストレスからの毒:イライラや不安など
これらが体内に蓄積されると、疲れやすさや肌トラブル、体調不良の原因になります。
毒を出すとどうなるの?
毒を体外に排出することで、次のような良い効果が期待できます:
体調が良くなる:疲れにくくなり、元気が出る
肌がきれいになる:ニキビが減り、肌がすべすべになる
集中力が上がる:頭がすっきりし、やる気が出る
3. 毒出しを助ける食べ物
日々の食事で毒出しを促進することは、とても簡単で効果的です。以下に、特におすすめの食材とその活用法をご紹介します。
1. 生姜(しょうが)
効果:体を温めて血行を促進し、冷え性を改善。余分な水分や毒素を排出します。
活用法:
生姜スープ:鶏ガラスープにすりおろし生姜を加えて温まるスープを作る。
生姜湯:お湯にすりおろし生姜とハチミツを加えた飲み物でリラックス。
漬物やドレッシング:刻んだ生姜をぬか漬けやドレッシングに混ぜる。
2. にんじん
効果:胃腸を温め、食物繊維で腸内環境を整える。老廃物の排出を促進します。
活用法:
にんじんスムージー:すりおろしたにんじんとリンゴ、ヨーグルトをブレンダーにかけて朝食に。
グラッセ:バターと少量の砂糖で煮詰めて甘く仕上げたグラッセ。
にんじんの煮物:薄切りにして煮物の具材にする。
3. 大根
効果:消化を助け、体内にたまった余分な水分を排出します。
活用法:
大根おろし:おろした大根を焼き魚や納豆と一緒に食べる。
大根の味噌汁:薄切りの大根を味噌汁の具材にする。
ピリ辛煮:醤油と唐辛子で煮詰めた大根。
4. 山芋(やまいも)
効果:「脾」を強化し、消化を助ける。疲労回復効果も期待できます。
活用法:
とろろご飯:すりおろした山芋に醤油を垂らして熱々のご飯にかける。
山芋グラタン:すりおろした山芋とチーズを耐熱皿にのせ、オーブンで焼く。
5. 発酵食品(味噌、ぬか漬け、ヨーグルト)
効果:腸内環境を整えることで老廃物の排出を助け、免疫力を高めます。
活用法:
味噌汁:具材を変えながら毎日飲む。
ぬか漬け:野菜をぬか床に漬けて発酵食品を取り入れる。
ヨーグルトドリンク:ヨーグルトを牛乳や豆乳で割って飲みやすく。
6. 緑茶
効果:抗酸化作用があり、体内の有害物質を減らす。利尿作用で余分な水分を排出。
活用法:
ホット緑茶:冷え性の人には温かい緑茶がおすすめ。
緑茶スムージー:緑茶粉末を果物と混ぜたスムージーで手軽に。
料理に利用:緑茶を使った茶碗蒸しやデザートで取り入れる。
7. 小豆(あずき)
効果:利尿作用で体内の余分な水分を排出し、むくみを改善。腸を動かして老廃物の排出を助けます。
活用法:
おしるこ:甘く煮た小豆に白玉を入れたおしるこは冬にぴったり。
小豆スープ:塩味のスープにして食事の一品としても。
あんこトースト:パンにあんこを乗せて焼くだけの簡単メニュー。
8. 黒ごま
効果:腸を潤し便秘を改善。ミネラルが豊富で毒素の排出をサポートします。
活用法:
黒ごまご飯:炒った黒ごまを炊きたてのご飯にふりかける。
黒ごまペースト:パンやクラッカーに塗る。
デザート:黒ごまプリンや黒ごまアイスとして楽しむ。
9. クコの実(ゴジベリー)
効果:血を補い体力を増強する。美容や免疫力向上にも。
活用法:
スープのトッピング:中華風のスープに加えると色鮮やかでおしゃれ。
ヨーグルト:プレーンヨーグルトにトッピングして食べやすく。
お茶に浮かべる:温かいお茶に浮かべるだけで香りが引き立つ。
10. もち米
効果:「脾」を温めて元気を与える。消化が良いため体力回復に効果的。
活用法:
お粥:もち米を使ったお粥は体が弱っているときに最適。
雑穀ご飯:もち米を少量混ぜるだけで甘みが増し食感も楽しい。
ちまき:葉で包んで蒸すことで香りも楽しめる一品に。
4. 日常生活で気をつけること
食べ物だけでなく、日常生活の習慣を少し変えることで、毒出しの効果がさらに高まります。
温かい食べ物を食べる:冷たい飲み物や生野菜を控え、スープや煮物を積極的に摂取する。
軽い運動をする:ヨガやストレッチ、散歩を取り入れる。
しっかり寝る:夜更かしを避け、睡眠を確保する。
温活を意識する:ショウガを使った飲み物やハーブティー、お風呂で体を温める。
5. まとめ
毒出しは、健康を維持するために欠かせない重要なステップです。特に「脾」を整えることで、体内の巡りが良くなり、毒素が自然に排出されやすくなります。日常生活に簡単に取り入れられる毒出し食材や習慣を活用して、無理なく健康的な体を目指しましょう。
そして、脾を整える食材を摂っても、効果が感じられないという場合、あなたの体質にその食材が合っていないということがありえます。例えば、発酵食品のヨーグルトは乳製品を消化できる消化酵素が少なければ、逆に消化に負担をかけてしまったりするのです。自分の体質を知ることがキレイと健康の近道!自分の体質について知りたい方はぜひこちらからご連絡ください✨
また、消化器官が疲れ切ってしまっている場合は、内臓をファスティングで休めてあげて、毒素を抜くという方法がおすすめです。漢方でも、与えるよりも先にいらないものを抜くことを重視しています。織田剛先生の「毒だしのトリセツ」をぜひ参考にしてみてください✨ ⚠️⚠️ファスティングは効果的ですが、強力なアプローチですので、持病のある方、健康に不安がある方は、ファスティングに取り組む前に必ず主治医にご相談してください。
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