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【漢方】風邪(ふうじゃ)の養生とは?日常生活でできる体調管理のポイント

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  • 3月5日
  • 読了時間: 5分

「風邪(ふうじゃ)」という言葉を聞いたことはありますか?一般的に「風邪(かぜ)」といえば、ウイルスによる喉の痛みや発熱を指しますが、漢方では「風邪(ふうじゃ)」という概念があり、病気の原因となる外部の影響を示します。


特に、アレルギー症状がある人は、季節の変わり目や天候によって体調が左右されることが多く、「風邪(ふうじゃ)」との関係を知ることで体調管理がしやすくなります。



漢方における「風邪(ふうじゃ)」とは?


漢方では、病気の原因を「外因」「内因」「不内外因」の3つに分類します。そのうち「風邪(ふうじゃ)」は、外因の一つとして、外部環境の変化が体に影響を及ぼすと考えられています。


風邪(ふうじゃ)の主な種類

「風邪(ふうじゃ)」には、以下のような種類があります。


・風寒(ふうかん):寒さによる影響で、冷えや鼻水、関節の痛みを引き起こす

・風熱(ふうねつ):熱を伴う影響で、発熱や喉の腫れ、炎症を引き起こす

・風湿(ふうしつ):湿気の影響で、だるさやむくみ、関節の重さを感じる

これらは単独で現れることもあれば、複合的に作用することもあります。



漢方と西洋医療との違いとは?


西洋医療と漢方では、病気の捉え方や治療方法に違いがあります。


1. 病気の原因の考え方

西洋医療:ウイルスや細菌、免疫反応が病気の原因

漢方:環境や体質のバランスが崩れることが病気の原因



2. 治療の方法

西洋医療:抗ヒスタミン薬や抗生物質など、症状を抑える薬を用いる

漢方:体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指す




漢方の養生で「風邪(ふうじゃ)」をケアする

漢方における「風邪(ふうじゃ)」は、外部の環境要因が体に影響を及ぼすものです。

風邪(ふうじゃ)に負けない体を作るためには、日々の養生が欠かせません。


養生とは、体のバランスを整え、健康を維持するための生活習慣のことを指します。

適切な食事、睡眠、運動を意識することで、「風邪(ふうじゃ)」の影響を最小限に抑えることができます。



1.風邪(ふうじゃ)の養生の基本とは?


風邪(ふうじゃ)の影響を受けにくくするためには、体のバリア機能を高めることが重要です。バリア機能が低下すると、寒さや湿気、風などの外的要因によって体調を崩しやすくなります。


①体を冷やさないようにする

風寒(ふうかん)タイプの風邪(ふうじゃ)は、寒さや冷えによって引き起こされるため、特に気をつける必要があります。


対策

気温の変化に応じて、適切な服装をする(首・手首・足首を冷やさない)

冷たい飲み物や生ものを摂りすぎない

入浴や足湯で体を温める


② 食生活でバランスを整える

体を養うためには、日々の食事が重要です。食材の選び方によって、風邪(ふうじゃ)の影響を軽減できます。


風邪(ふうじゃ)別の食材選び


風寒タイプ(冷えが原因) → しょうが、ねぎ、シナモン、羊肉、味噌汁

風熱タイプ(熱がこもる) → 緑茶、大根、ゴーヤ、ミント、豆腐

風湿タイプ(湿気によるだるさ) → はと麦、とうもろこし、小豆、春菊

特に、冷えやすい人は、温かいスープや生姜湯などを積極的に摂るとよいでしょう。


③良質な睡眠をとる

睡眠不足は、体のバリア機能を弱め、風邪(ふうじゃ)に対する抵抗力を低下させます。


良質な睡眠のためのポイント


・寝る1時間前にはスマートフォンやテレビを控える

・ぬるめのお湯(38〜40℃)に入浴し、リラックスする

・就寝前に温かい飲み物を飲み、体を温める



2.季節ごとの養生ポイント


季節によって風邪(ふうじゃ)の影響が異なるため、それぞれに合った対策が必要です。


春(風邪=風熱が強まりやすい)

・花粉症対策として、緑茶やれんこんを食べる

・汗をかきすぎると熱がこもるため、適度な水分補給を心がける



夏(風邪=風湿が強まりやすい)

・クーラーの冷えに注意し、羽織るものを準備する

・水分を摂る際は、冷たいものではなく常温のものを選ぶ


秋(風邪=乾燥による影響)

・肺を潤す食材(梨、白きくらげ、はちみつ)を摂る

・急激な温度変化に備えて、ストールや靴下で冷えを防ぐ


冬(風邪=風寒が強まりやすい)

・体を温める食材(生姜、ねぎ、羊肉)を意識して摂る

・お風呂でしっかり温まり、血流をよくする



3.気をつけるべき生活習慣


風邪(ふうじゃ)の影響を受けやすい人は、以下の点に注意しましょう。


①急な温度変化を避ける

特に冬や春先は、屋内外の温度差が激しくなります。温度変化が激しい環境では、風邪(ふうじゃ)が体に入り込みやすくなるため、服装や室温の調整が大切です。


②過労やストレスを溜めない

ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れ、免疫機能が低下します。適度な休息や、リラックスできる時間を確保することが重要です。


③定期的な運動を取り入れる

運動は血行を良くし、風邪(ふうじゃ)を体外へ追い出しやすくします。特にウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動がおすすめです。



⭐︎まとめ⭐︎


風邪(ふうじゃ)の養生は、日々の生活習慣を整えることが大切です。


・体を冷やさないようにすることで、風寒(ふうかん)の影響を防ぐ

・食生活を見直し、風邪(ふうじゃ)の種類に応じた食材を摂る

・良質な睡眠をとることで、免疫力を高める

・季節ごとの影響に応じた養生を意識する

・ストレスを溜めず、運動や休息を取り入れる


こうした習慣を意識することで、風邪(ふうじゃ)の影響を受けにくい健康な体を維持できます。日常生活に取り入れ、体調管理をしっかり行いましょう。

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