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熱中症対策
こんにちは。6月だというのに、すでに全国で猛暑日が続きますね。
グループホームカランでも熱中症対策が必須となっています。
1 基本知識 ― なぜ高齢者は熱中症になりやすいのか
項目 | ポイント |
---|---|
体温調節機能 | 発汗量・皮膚血流量が低下し、深部体温が上がりやすい |
のどの渇き | 渇きを感じにくく、脱水を自覚しづらい |
持病・薬 | 利尿薬・降圧薬などが水分バランスを乱す |
認知機能 | 暑さやご自身の体調変化に気づきづらい |
周辺環境 | エアコン使用を控える生活習慣 |
2 症状と重症度の目安
重症度 | 主な症状 | 対応の目安 |
---|---|---|
軽度(I度) | めまい・立ちくらみ・こむら返り・大量発汗 | 日陰で休憩/冷却/経口補水 |
中等度(II度) | 頭痛・吐き気・倦怠感・判断力低下 | 速やかに医療機関へ搬送 |
重度(III度) | 意識障害・けいれん・高体温(40 ℃以上) | ただちに救急要請(119) |
3 予防について(ご家庭でも出来ること)
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アラートを毎朝チェック
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TV天気予報などを確認。警戒日=外出予定を見直す。
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こまめに水分+塩分補給
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目安:起床時・食事時・入浴前後・就寝前。
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味噌汁、常温の水、ポカリスエット・経口補水液/0.1–0.2%の塩タブレットを活用。
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居室の温度管理
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利用者が部屋にいるときは、巡回時に室温をチェックする
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エアコンは「弱冷房」にして扇風機を利用することで体表を効率冷却するのも良い。
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衣類と寝具を夏仕様に
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吸湿速乾素材、ゆったりシルエット。寝具は冷感パッドや麻シーツ。
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見守り・声かけネットワーク
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様子をしっかり観察し、声かけをする
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4 万が一の発症時の応急手当
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冷やす
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首・わき・足の付け根を保冷剤などで冷却
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うちわ・扇風機で衣服の上から送風
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水分補給
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意識がはっきりしていれば常温の経口補水液を少量ずつ
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以下の状態の時は、119連絡
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意識がもうろう、応答が遅い、歩行困難、体温40 ℃以上 → ためらわず救急要請
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5 グループホームでの取り組み共有
時間帯 | 実施している対策 | |
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朝 | 起床時コップ1杯の水/朝食時の味噌汁、麦茶 | |
日中 | 昼食時の味噌汁、麦茶/おやつの時の麦茶/入浴後の麦茶 | |
夕方 | 夕食時の味噌汁、麦茶 | |
夜間 | 巡回時に室温チェック、起きてこられた時に声かけ |
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